記録員として「メンバー支える」 甲子園、盛岡大付2回戦へ

 【大阪支社】第99回全国高校野球選手権大会(兵庫県西宮市・甲子園球場)で、15日の松商学園(長野)戦に臨む盛岡大付をメンバーから外れた記録員石川大晟(たいせい)さん(3年)が強い責任感で支えている。岩手大会では背番号18を着けていたが、甲子園では選外に。悔し涙に暮れたが、監督から記録員を命じられ「自分にしかできない仕事を与えてくれた」と切り替えてサポートに奔走する。

 盛岡大付でプレーした兄集丸(しゅうまる)さん(国士舘大3年)を追い、横浜市から進学。出場機会を求め、投手から兄と同じ捕手に転向した。「戸惑いもあったが目標はベンチ入り」と昨秋から捕手一本に絞った。

 甲子園メンバーから外れ、すぐには気持ちの整理が付かなかった。1人になり「甲子園に帯同すらできない3年生もいる中、自分は記録員としてベンチで戦える。幸せ者だ」。記録員の役割を与えてくれた関口清治監督に恩返しし、チームに貢献しようと切り替えた。

 2回戦へ向け、練習では打撃捕手のほか、松商学園対策として右腕の打撃投手も務める。「練習でもチームを少しでも助けたい。少しでも長い夏にしたい」と石川さん。背番号がなくても気持ちは一つだ。

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