「動転しそう」コンサート中に震度5強…草加で避難訓練コンサート 観客焦り、訓練後は演奏再開リラックス

 コンサート中に地震が起きたら―。そんな予期せぬ事態を想定した「避難訓練コンサート」が11日、草加市文化会館ホールで開かれた。観客役として410人が参加し、緊急時の行動を確認した。

 同館での避難訓練コンサートは2014年から行われ、今回で3回目。県警音楽隊が出演した。訓練は震度5強の地震と、隣接するレストランからの出火を想定。訓練時刻は観客には伝えず実施した。

 開演から15分後、1曲目が終わり、出演者がトークをしていたところ、場内に緊急地震速報が鳴り響いた。会場がざわめき、子どもからは「怖い」という声も。すぐにホールの職員が「落ち着いてください」「頭を守ってかがんでください」などと指示。揺れが収まると、観客は職員の誘導に従いホールの外へと避難した。地震発生から約15分で全員の避難が完了した。

 訓練後は同音楽隊の演奏を再開。全9曲が披露され、観客はリラックスした様子でコンサートを楽しんだ。

 家族3人で参加した越谷市の野村江利子さん(48)は、「実際は気が動転してしまいそう。これからは、公演の前に自分で避難経路を確認したい」。娘のるなさん(12)は、「早く逃げようと焦ってしまった」と話していた。

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