「次も頼むぞ!」歓喜に沸く明豊スタンド

画像
逆転本塁打が飛び出し、スタンドで大喜びする生徒やOBら=13日午後、甲子園球場

 【甲子園臨時支局】やったぞ!初戦突破だ―。明豊高校は13日、坂井高校(福井)と対戦。先行しては追い付かれ、終盤に逆転を許す厳しい展開を制し、夢の舞台で6年ぶりの勝利をつかんだ。声を張り上げ懸命に応援した生徒や保護者は、割れんばかりの拍手で選手らを祝福。「次の試合も頼むぞ」と期待を寄せた。

 一塁側のアルプススタンドは約400人が陣取り、青い帽子とTシャツで“明豊ブルー”に染まった。部員の少ない吹奏楽部をサポートしようと、別府大学吹奏楽団の約20人もブラスバンド隊に参加。浜田拓団長(20)=同大3年=は「選手に応援が届くよう演奏したい」と気合を入れた。

 三回に先制点を奪うと、「よく打った」「その調子」と大歓声。その後はリードしてもすぐに同点とされる嫌な流れとなったが、野球部OBの黒岩大成さん(20)=日本経済大2年=は「点を取られた後が勝負。これからだ」と後輩たちを鼓舞。粘り強く戦う姿に、小野二生校長(66)は「選手たちはよく頑張っている」と勝利を信じ、声援を送った。

 八回表、初めて坂井に逆転を許すと「落ち着け」「頼むぞ」の声。その裏、本塁打などで試合を再びひっくり返し、ボルテージは最高潮。応援団長の加藤諒汰さん(3年)は「最高」と叫び、「絶対勝つぞ」とげきを飛ばした。

 最終回、相手打者を3人でピシャリと抑えると、応援席は抱き合って喜び、涙を流す生徒らも。野球部保護者会の本多才司会長(51)は「ハラハラしたが、いいゲームだった。次も頑張ってほしい」と興奮気味に話した。

あなたにおすすめ