紛争、密猟 写る緊迫 世界報道写真展、17日まで

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昨年、世界で起きた出来事を切り取った作品展。(左から)警察官による黒人殺害事件への抗議デモに参加する市民、体を支えられながら国境付近の川を渡る難民の女性、爆風で負傷したおいを抱く女性=13日午後、大阪市北区のハービスオーサカ

 昨年1年間に世界各国で撮影された作品を集めた「世界報道写真展」が大阪市北区のハービスオオサカで開かれている。紛争におびえる市民や密猟の犠牲になった動物の無残な姿など報道カメラマンが撮影したコンテスト入賞作品150点が現場の緊迫感を伝えている。17日まで。

 世界報道写真財団の発足を機に60年以上続く巡回展で、昨年は45カ国で開催。大阪会場は財団と同館を運営する阪神電気鉄道などが主催で、毎年1万人が足を運んでいる。

 ロシアのカルロフ駐トルコ大使射殺事件やパキスタンで発生した自爆テロの現場はむごたらしい。フィリピンではドゥテルテ大統領就任後、警察官や民間人が麻薬関連の容疑者を射殺する事件が相次ぎ、複数の写真が現実を写している。他にもキューバ革命の英雄カストロ氏の葬列、テニス選手のスーパープレーなど一瞬を切り取った作品が感性に訴える。

 主催者は「テレビやインターネットでは分からない情報がある。ぜひ視野を広げてほしい」と来場を呼び掛けている。午前11時から午後8時。一般700円など。

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