7月の主要鋼材流通状況、異形棒鋼が販売増=本紙調べ

H形、鋼板も一部地域で微増

 鉄鋼新聞社はこのほど、東京、大阪、名古屋地区の有力鋼材販売店、コイルセンター、厚板シャーなど鋼材流通加工業者における7月の販売、在庫状況をまとめた。

 鉄スクラップ市況反発などの影響により、異形棒鋼の販売が全地域で増加。その他品種も全体的に爆発的な実需好転ムードはないものの、ほぼ前月並み~微増で推移した。在庫水準も出庫見合いで減少に転じる品種も。一部品種のサイズでは品薄感も顕著になった。

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 主要品種別に見ると、H形鋼は東京地区で中小建築案件を中心にプラス基調を維持したため、二三次店や需要家からの引き合いが堅調に推移した。

 異形棒鋼は、特に中旬以降好調な輸出に下支えされた鉄スクラップ市況が騰勢を強めたため、需要家が期近案件を中心に調達姿勢を強化。店売りは短納期の小口案件が引き続き多く、出庫も堅調だった。

 鋼板類は、トラックを含む自動車、建産機など製造業分野のほか、出遅れていた建設分野も復調気配。店売り末端市場もタイムラグがあるとは言え「悪くない」状況に。仕入れ値高の積み残し分の転嫁を急ごうと唱え引き上げの動きも再び出始めた。鋼管類はプラントや一般建築向けの需要がいまひとつ盛り上がりに欠ける展開で、ほぼ前月並みの販売水準だった。

 在庫水準は「必要以上の分を手当てしない」姿勢が続いているが、全般的に潤沢といえる水準。ただ、販売が堅調だった品種と地域では減少傾向にあり、東京のH形鋼では一部大型サイズで品薄感も出た。

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