Jリーグの「外国人枠」って?札幌が海外選手を5人も起用できたワケ

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ここまで残留争いを強いられながらも、健闘を見せている北海道コンサドーレ札幌。

降格圏内に沈んだのはわずかに3節のみであるが、先週末はヴァンフォーレ甲府と1-1で引き分けた。

そんなこの一戦で、四方田修平監督が起用した先発メンバーは以下の通り。

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見てお気付きのように、先発11名のうち実に5人が外国籍選手であったのだ。

GK:ク・ソンユン(韓国)

MF:チャナティップ・ソングラシン(タイ)

MF:マセード(ブラジル)

FW:ヘイス(ブラジル)

FW:ジェイ(イングランド)

※国籍はJリーグに登録されているもの

外国籍選手の試合エントリー制限は他のアジアでも採用されているが、だいたいは「3人」がフォーマットとなっている(例外や派生はある)。

では、なぜJリーグでは5人の外国籍選手を起用することが可能なのだろうか?

いい機会なので、ルールをおさらいしよう。

こうした際に参照するのは、Jリーグが発行している「J.LEAGUE HANDBOOK 2017」。いわゆる「規約・規程集」だ。

「試合実施要項」の第14条「外国籍選手」には、以下のような記載がある。

(1) 試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる。

(2) 登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする。

(3) Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は、前2項との関係においては、外国籍選手ではないものとみなす。

(1)にある通り、基本的にJリーグでも外国籍選手の上限エントリー人数は「3人」となっている。しかし、例外がいくつか認められているのだ。

その一つが、いわゆる「アジア枠」。AFC加盟国の国籍保有選手については、1名に限って追加でエントリーすることができる。

そしてもう一つが、「Jリーグ提携国枠」。Jリーグが提携国として定める国の国籍保有者は外国籍選手とはみなされない。

これにより、事実上外国籍選手の試合エントリーは5人が上限となるのだ。

今回であればマセード、ヘイス、ジェイが3名の「外国籍選手」、ク・ソンユンが「アジア枠」の対象者にそれぞれなり、チャナティップは外国籍選手という扱いにはならない(Jリーグ提携国はタイの他ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、イラン、マレーシア、カタール)。

ちなみに(2)にあるように、1チームにおける外国籍選手の登録の上限は5名(登録と試合エントリーは別のルール)。

札幌には韓国出身のキム・ミンテも在籍しており、マセード、ヘイス、ジェイ、ク・ソンユンを含めた5名がその対象者となり、チャナティップはここでも外国籍選手保有者とはみなされないため登録が可能となる。

札幌ではジェイの登録直前にジュリーニョが抹消されているが、これはジェイを登録される上で必要であった手順なのだ。

※画像は『DAZN』の許諾を得て使用しています

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