耐震型ダクタイル鋳鉄管、日本鋳鉄管が拡販

品質向上、コスト削減で普及促進

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 日本鋳鉄管(本社・埼玉県久喜市、社長・笹田幹雄氏)は、耐震型ダクタイル鋳鉄管「GX形管」の収益力、品質面を強化し、拡販に注力していく。

 GX管は、従来の耐震管と同等の離脱防止性能を確保しつつ、継手接合時の挿入力低減により施工性が大幅に改善。また、管の外表面へ亜鉛系合金層を施して長寿命化が期待できる。東京都は14年度から本格採用を始めており、今後の需要増が見込まれる。

 同社は、今期が最終年度の中期経営3カ年計画の中で、鋳鉄管などコア事業の収益力強化や技術競争力の向上を基本方針に掲げている。

 品質面では昨年、空中超音波探傷装置を導入した。物体内部に超音波が透過する際の透過強度を計測することにより、欠陥部を検出する非接触探傷技術。同装置で、少量多品種である呼び径300ミリ以上の中大径管について鋳鉄管本体管端の挿口リング部分で全周・全量検査を行い、さらなる品質面の強化に取り組んでいる。

 収益面では一定期間内の労働時間を平均化し、1週間の労働時間が40時間を超えない範囲内で1日の労働時間を変則的に変えることができる「変形労働時間制」を採用。鋳鉄管需要は1年の中でも繁忙期と閑散期の差が激しいため、同制度で製造面の効率化を図っている。製造面のほか調達面からもコストを抑え、既存鋳鉄管からGX形への切り替え需要などを取り込む。

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