中国の鋼管ねじ切り合弁「PYP」、JFEが合弁解消

成都鋼鉄の再編・休止で

 JFEスチールが中国四川省の油井管ねじ切り事業、攀成伊紅石油鋼管(PYP)の株式を売却し、合弁を解消していたことが開示した有価証券報告書で明らかになった。

 PYPは、2005年に地場企業の成都鋼バナジウム有限公司(CSST)と伊藤忠丸紅鉄鋼が出資し設立された。JFEは10年9月にPYPへ資本参加し、23・6%の株式を取得。持分法適用会社としていた。

 PYPは、CSST構内に工場を持ち、CSSTが造った鋼管をJFEがライセンス供与した技術でねじ切り加工し中国内外へ供給。油井管需要を捕捉するスキームとして事業自体は成功していた。

 しかし中国政府が進める再編方針のもと、CSSTの親会社である攀枝花鋼鉄集団が鞍山鋼鉄集団の傘下となり、攀枝花系の事業が見直しの対象に。昨年にはCSSTが生産を休止する方向で検討され始め、鋼管を現地で調達して一体でねじ切り加工を行うビジネスモデルの継続が困難になっていた。

 JFEは、5月時点でPYP株をCSSTへ売却。これにより持分法適用会社から除外している。

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