独ティッセンクルップの4~6月期(3Q)決算、営業益4割増

 ドイツの鉄鋼・機械メーカー、ティッセン・クルップ(TK)が10日に発表した4~6月期(3Q)決算は、営業利益(EBIT)が5億2900万ユーロ(42・2%増)と大幅な増益だった。

 部門別のEBITでは、鋼材値上げが浸透した欧州鉄鋼事業が2億3100万ユーロ(2・5倍)を上げ、稼ぎ頭であるエレベーター事業の2億3200万ユーロ(13・2%増)に肉薄した。

 このほかマテリアル・サービシズ事業が5700万ユーロ(62・9%増)、テルニウムへの売却を決めている米州鉄鋼事業は100万ユーロの赤字(前年同期も100万ユーロの赤字)で、素材系が立ち直りを見せている。

 一方、機械系ではエレベーターが好調を続け、部品事業は9300万ユーロ(29・2%増)と増益だったが、プラントなどインダストリアル・ソリューション事業が1500万ユーロ(63・4%減)の利益にとどまった。同事業では合理化や再編を進めており、日本の子会社、TKオットーでもバイオマスガス化発電事業をトーヨーエネルギーソリューション(本社・東京都中央区)へ譲渡している。

 欧州鉄鋼事業の粗鋼生産は320万9千トン(3・0%増)で、うち持分法適用会社のHKMでの生産が79万1千トン。米州鉄鋼事業のアトランティコ製鉄(CSA)でのスラブ生産は118万9千トン(11・7%増)で過去最高だった。

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