大学生が上山の魅力発掘 移住体験ツアー

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 移住推進事業に取り組む上山市が、移住体験ツアーに力を入れている。本年度は若者による上山の魅力発掘、就農、婚活をテーマに計3回催す計画で、首都圏などの大学生が参加し「ローカルインターン」と銘打った第1弾を実施。学生たちは“記者”となって市内各地を取材した。その成果は、インターネットや会員制交流サイト(SNS)などで発信していくという。

 ツアーは、市と若い世代に人気を集める移住雑誌TURNS(ターンズ)が連携して企画。全国各地の職人の技術などを紹介する動画メディア・ニッポン手仕事図鑑も運営に協力している。

 第1弾ツアーは3、4の両日行われ、19〜23歳の8人が参加。学生たちは中部地区公民館に集まり、ターンズのプロデューサー堀口正裕さんと、同図鑑の大牧圭吾編集長から取材ポイントの説明を受けた。続いて湯の上観音寺を訪れ、鎌上宏住職から上山の成り立ちやかみのやま温泉の発祥、羽州街道の歴史などを聞いた。学生たちは、一日の仕事の流れや、これから取り組みたいことなどを質問して触れ合った。

 十日町商店街周辺を回って市民と触れ合ったほか、市の地域おこし協力隊員と交流。家具工房、ワイナリーなども巡り、移住者らに上山の暮らしの楽しさなどを聴いた。

 神田外語大4年の児嶋佑香さん(23)=千葉県印西市=は「明るく親切にいろいろ教えてもらった」と語り、成蹊大1年細井将伍さん(19)=東京都小平市=は「優しく温かい人柄が感じられた。楽しんで上山の魅力を伝えられるようにしたい」と話していた。

 市は10月、就農希望者を対象にした1泊2日の農業体験ツアー、11月には市内在住の男性と市外の女性向けの日帰り婚活ツアーを計画しており、移住の働き掛けを強めていく方針だ。

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