長崎の本集めた書店カフェ

 本県の歴史や文化を題材にした書籍を集めた書店「ブック船長」が14日、長崎市古川町の中通り商店街にオープンした。長崎文献社とメモリードが共同で開設。コーヒーやビワ茶も販売し、カフェとしても楽しめる。

 広さ30平方メートルほどの店内に、屋台の形をした移動式テーブル4台といすを設置し、平積みされた本を座って読める。同社の書籍約200タイトルのほか、イーズワークスが発行する季刊誌「樂(らく)」やポストカードなどお土産用の雑貨も販売する。

 長崎文献社の川良真理さん(55)は書店の特色を「『読む、書く、語る』がコンセプト。"読者"としてだけでなく"作者"としても楽しんでほしい」と説明。毎週金曜日午後4時~7時には同社の編集者が待機し、自分史の制作など自費出版の相談に応じる。また月に2回を目安に、読書会や本にまつわる講座などのイベントも開く。「本を通して歴史や物語があふれる長崎の魅力を再発見してもらうのはもちろん、自分で本を作る楽しみも提供したい」と話した。

 営業時間は平日が午前10時半~午後7時、土日祝日は正午~午後6時。

© 株式会社長崎新聞社