熱戦 野母地区ペーロン大会

 大漁と安全航行を祈る伝統のペーロン大会が15日、長崎市野母町の野母漁港であり、水上の熱い戦いが繰り広げられた。

 こぎ手を含め約150人が参加。コースは岸と沖のブイの間を2往復する計2200メートルで、他の地域と比べ長い。出場した町内4チームは総当たり戦でタイムを競い、上位2チームで決勝を行った。家族らはチームカラーのタオルを振って声援を送った。

 2位を1秒41差で抑え、11年ぶりの優勝を果たした2班の班長、岩永元さん(40)は「練習時間は短かったが、年に1度集まるメンバーで優勝できてうれしい」と喜んでいた。

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