地元の小学生がビジネス体験 茅ケ崎

 仕事の面白さや大変さを子どもたちに学んでもらうプログラム「ビジネス体験隊」が16日、神奈川県の茅ケ崎市役所でスタートし、同市と寒川町の小学5、6年生56人が参加した。市や町などでつくる実行委員会が毎年開催しており、12回目。19日までの4日間、会社設立から商品の企画、販売までを体験する。

 この日は、寒川町で茶葉販売などを手掛ける「お茶のまるしげ」店長の福田さとみさんの話を聴講。季節感を大切にしながら商いする知恵を学んだ。

 その後、8班に分かれて会社の仕組みの学習や商品企画などに取り組んだ。2日目以降は、実際の銀行員を前に事業計画を示して資金調達を体験したり、仕入れや商品作り、宣伝用ポスター作りにも携わったりする。商品は19日午前10時半からイオン茅ケ崎中央店で販売する予定。

 茅ケ崎市立今宿小5年の児童(10)は「これからとても楽しみ。みんなが買ってくれるような商品を作りたい」と生き生きと話していた。

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