高校生平和大使が長崎出発

 核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)に届ける県内の第20代高校生平和大使3人が19日、長崎市尾上町のJR長崎駅で出発式に臨んだ。22日に国連軍縮局を訪ね、この1年間に高校生1万人署名活動で集めた21万4300筆の署名を提出する。

 同本部を訪ねる平和大使は15都道府県の22人。本県の平和大使は長崎東高2年の溝口祥帆(さちほ)さん(16)、長崎北陽台高2年の溝上大喜さん(17)、佐世保北高2年の冨田里奈さん(16)。

 出発式で冨田さんは「緊張もしているが、今まで頑張ってきたことと仲間の平和への思いをしっかりと届けたい」、溝上さんは「仲間と共に集めてきた署名を、責任を持って世界へ届ける」、溝口さんは「いよいよ出発の日を迎えて、身の引き締まる思い。署名にはみなさんの思いものせて届けたい」と意気込みを述べた。

 平和大使は軍縮会議を傍聴したり、現地で署名活動をしたりして、25日に帰国する。

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