市民ミュージカル、本番へ稽古スタート 厚木

 12月に開催されるあつぎ市民芸術文化祭で上演される市民参加型ミュージカルの練習が20日、厚木市中町のアミューあつぎで始まった。小学3年生から60代までの50人が参加して3カ月に及ぶ練習を経て本番を迎える。

 市主催の市民参加型ミュージカルは、文化の薫り高いまちづくりの一環として本年度で7回目。今回の演目は「眠れる森の美女」で、7月のオーディションに合格した参加者がこの日、顔を合わせた。

 初回は指導に当たる専門家が台本を配布して配役を決定。早速、歌とダンスの練習に入った。参加者は小学生が主体で、早いステップなどに戸惑いながら約7時間汗を流した。

 主役の王女役を務める同市恩名在住、音楽大学2年の濱崎桃花さん(20)は「3回目の参加でプレッシャーも感じている。市民参加型ミュージカルは幅広い年齢層の参加者と一体感を味わえるのが魅力。観覧料を払って来てくれる方が満足できる公演にしたい」と抱負を語った。

 練習は本番(12月10日)の前日まで計17回を予定。公演は同市恩名の市文化会館大ホールで行われる。チケット販売は9月28日から始まる。

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