あすから江迎千灯籠まつり

 佐世保市江迎町の東江迎地区一帯で23、24日に開かれる夏祭り「江迎千灯籠まつり」の開幕を前に、シンボルの灯籠タワー(高さ25メートル)の試験点灯が20日夜にあった。約3500個の灯籠の明かりに染まった町は一足早く祭りムードに包まれた。

 まつりは、江迎町千灯籠奉賛会、江迎千灯籠まつり実行委主催。町内の寿福寺に安置されている地蔵に水を掛けて無病息災を祈る風習に由来し、約500年の歴史がある。まつりに合わせ町内に灯籠を飾り付ける習慣が広まり現在の形式になったとされる。

 期間中は町内に6500個の灯籠が飾られ、午後11時ごろまで点灯。両日午後9時から上がる打ち上げ花火(両日とも約千発)との競演が楽しめる。このほか23日の「浴衣の女王コンテスト」、24日のよさこいチームの演舞など多彩なイベントがある。問い合わせは実行委本部(電0956・65・2300)。

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