長崎工ものづくり金賞3つ

 全国の20歳以下の若者が15種目で工業系の技術を競う「第12回若年者ものづくり競技大会」で、県立長崎工業高(三好展弘校長、952人)の生徒3人が最優秀賞の金賞、1人が銀賞を獲得した。金賞3部門のうち「自動車整備」は4年連続、「木材加工」は3年連続で同校生徒が日本一に輝いている。

 金賞は、機械製図部門の才木純也さん(17)=機械科3年=、自動車整備部門の前田義斗さん(18)=同3年=、木材加工部門の中尾優香さん(17)=インテリア科3年=。銀賞には、電気工事部門の松尾耕大さん(16)=電気科2年=が選ばれた。

 大会は職業能力開発施設や工業高校などで学ぶ生徒らが対象。8月3、4日に愛知県であり、15種目に443人が出場した。

 課題の図面を基に、コンピューター上で産業用機械の設計図を作る「機械製図」部門に出場した才木さんは「大会だからと特別なことはせず、練習してきた通りにやろうと心掛けた」、のみやのこぎりで木を加工して課題の「花台」に挑んだ中尾さんは「木の材質が練習と違って戸惑ったけど、うまく対応できた」と振り返った。前田さんは「これからは後輩の指導を頑張りたい」と抱負を語り、松尾さんは「次の大会では1位を取りたい」と雪辱を誓った。

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