幅広い協力に向け 横浜薬科大と戸塚区が協定

 横浜市戸塚区にキャンパスを置く横浜薬科大と戸塚区は20日、連携協定を締結した。互いの資源を有効活用し、健康だけでなく教育や文化、地域活性化など幅広い分野で協力を深める。

 協定は同日開かれた親子向け健康イベントを企画したことがきっかけ。これまでも両者は薬草の観察会や漢方医学と薬膳を解説するセミナーなどを開催してきた。

 区役所で行われた締結式で同大学の都築仁子理事長は「知的資源では学術や資料などを、物的資源では図書館や大学施設を活用し、地域振興を深めていきたい」と抱負を語った。田雑由紀乃区長も「地域のために今まで以上に知恵と力を貸していただきたい」と話した。

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