無料スマホ、観光客サポート ホテル相次ぎ新サービス リッツ・カールトン沖縄も

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 観光客への多言語対応や多様化する要望に応える新サービスの取り組みが活発だ。無料貸し出しのスマートフォンなどIT機器を使って、利用客の好みに沿った娯楽施設や飲食店を案内し、災害時には安全確保の手段にもなる。従業員に代わって多言語対応でき、ホテル側も人手不足の解消につながっている。

 ホテルが無料で貸し出すスマホは「handy Japan(ハンディ・ジャパン)」(東京)がホテル会社と1台当たり月980円で契約している。

 スマホは31の言語に対応し、災害時の安否確認や周辺地図案内も備え、6カ国に直接電話もできる。ホテル客は旅行に必要なアプリを探す煩わしさもなく、安心して旅行できる。

 ハンディ・ジャパンの親会社であるハンディ(香港)は東南アジアを中心に600以上のホテルと契約している。日本法人は6月に設立し、国内では2カ月で7万台を契約した。県内ではザ・リッツ・カールトン沖縄(名護市)が導入している。ハンディ・ジャパン営業担当の篠崎正和さんによると、県内でも複数の企業から契約の意向があり「多様な嗜好(しこう)や言語に対応できるサービスは外国人客の対応に不可欠だ」と強調した。

 世界最大の旅行予約サイト「エクスペディア」は利用者とホテル双方からメッセージを送れるITプラットフォーム(基盤)を運営している。利用者から滞在中に不満のメッセージを受けると、ホテルが即座に対処し、利用者の満足度向上につなげる。エクスペディア沖縄&ミクロネシア地区の山崎美穂支店長によると、利用者の意見から、水の無料サービスや朝食の不満改善につながったという。

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