ボーナスの残りは、高金利定期に預け直す!

©株式会社オールアバウト

ボーナスから先取りで貯蓄をしているとは思いますが、貯蓄をし、レジャーや買い物をしたあと、それでも普通預金に残っているなら、今どこに預けるのが有利でしょうか。ボーナスキャンペーン金利も終盤。常に預金金利が高い銀行から、夏限定の特別金利まで、いろいろご紹介します

ボーナスから先取りで貯蓄をしているとは思いますが、貯蓄をし、レジャーや買い物をしたあと、それでも普通預金に残っているなら、今どこに預けるのが有利でしょうか。ボーナスキャンペーン金利も終盤。常に預金金利が高い銀行から、夏限定の特別金利まで、いろいろご紹介します。

預入金額と金利で選んで、生活口座とは切り離す

せっかく貯蓄をするなら、少しでも金利が高いところに預けたいもの。都市銀行は変わらずの低金利(2018年8月現在、1年もの円定期で0.01%)ですから、そろそろ使い勝手のいいネット系の銀行に口座を持つようにしたいものです。銀行選びの基本は自分にとって便利な銀行が一番です。それは使えるATMが近くにあるのか、ATM利用料や振込手数料が無料(月数回無料、常時無料など)といったことが挙げられます。

しかし、日常生活に使うお金ではなく、あくまでも「貯蓄」なのですから、定期預金の預け先に関しては、ATMの利便性は二の次でもいいのではないでしょうか。まずは金利。そして預入金額によって選ぶようにしましょう。確実に将来のために残したい貯蓄であれば、あえて引き出しにくい金融機関を選ぶのも手です。

夏のボーナスシーズンが終わり、金融機関のキャンペーンも一段落してきましたが、最近は「ボーナス」に関わらず特別金利を設定していたり、他の商品とのセットで金利を高く設定している銀行が増えています。ボーナスが終わったからとあきらめることなく、毎月チェックしていれば、その時点で有利な銀行が見つかるでしょう。

1年定期で最高金利は0.20%で、都市銀行の20倍

2018年8月9日現在で、1年ものの定期預金金利が高い銀行を紹介します。

現在、一番金利が高いのは、「オリックス銀行」の「eダイレクト定期預金」で、0.25%(税引き前。以下同)。ただし、最低預入金額が100万円以上なので、ボーナスの残りを預けるというには、少々ハードルが高いでしょう。

少額から可能となると、「住信SBIネット銀行」の0.20%。預け入れは1000円から可能です。次いで金利が高いのは、「ソニー銀行」で0.15%。預け入れ金額は1万円以上です。ただし、ソニー銀行は8月31日(金)までの特別金利なので、これからの口座開設では間に合わないかもしれません。

●オリックス銀行

金利/0.25%

預入/100万円以上

●住信SBIネット銀行

金利/0.20%

預入/1000円以上

●ソニー銀行

金利/0.15%

預入/1万円以上

期間/2018年8月31日(金)まで

投資商品とセットで高金利になる預金には注意を

1年ものの定期預金金利を紹介していますが、なかには、3カ月ものや6カ月もので定期預金金利が高い銀行もあります。1年ものより金利が高いとお得だと思いがちですが、そのカラクリを理解する必要があります。

金利は基本的に年率で表示されています。たとえば3カ月で0.05%と提示されているからといって、1年で4倍の0.20%になるわけではありません。0.05%で預けても満期がくると、通常金利の定期預金になるか、普通預金口座に振り替えられます。1年を通して、0.05%で運用されるわけではないのです。3カ月だけ0.05%であり、年換算にすれば0.0125%というわけです。都市銀行の1年ものの定期預金金利が、0.01%ですから、実質的には、わずかな上乗せというレベルなのです。

さらに、「外貨預金」や「投資信託」とセットで預け入れた場合に金利が高くなる円定期預金もあります。円定期預金にセットされるものは、すべて元本が保証されているわけではなく、運用リスクがあるものです。一見すると高金利と思ってしまいますが、運用次第では、円定期預金の金利が吹っ飛ぶ損失がでる可能性もあると認識しましょう。もちろん、それを理解したうえで、利益を得るチャンスと思えば、ダブルでお得になるわけですから、利用を検討してもいいでしょう。

常に、金利が高い銀行を定期預金口座と決める手も

マイナス金利の影響で、もはやボーナスキャンペーンも数が少なくなっています。キャンペーンを探すよりも、常時、金利の高いネット銀行や地方銀行のネット支店を活用するのもいいでしょう。

ただし、預け入れが50万円、100万円と多額になる金融機関もあるので、ボーナスの残りを預けるという人には向いていません。少額でも預けられる主な銀行も紹介しておきましょう。

<ネット系の銀行>

●あおぞら銀行インターネット支店

金利/0.10%

預入/50万円以上

●大和ネクスト銀行

金利/0.10%

預入/10万円以上

●じぶん銀行

金利/0.05%

預入/1円以上

●イオン銀行

金利/0.05%

預入/1万円以上

●楽天銀行

金利/0.03%

預入/1000円以上

<地方銀行ネット支店>

●香川銀行 セルフうどん支店

金利/0.28%

預入/10万円以上100万円まで

または、

金利/0.24%

預入/1円以上

●愛媛銀行 四国八十八箇所支店

金利/0.27%

預入/100万円1口

または、

金利/0.20%

預入/1万円以上

●トマト銀行 ももたろう支店

金利/0.25%

預入/1万円以上100万円まで

または、金利/0.20%

預入/1万円以上

●静岡銀行インターネット支店

金利/0.18%

預入/10万円以上

期間/2018年8月31日(金)まで

「香川銀行セルフうどん支店」をはじめ、多くの地銀ネット支店で、常時、高金利の定期預金を扱っています。地方銀行でもネット支店は全国どこからでも口座開設ができます。ただし、提携しているATMが限定的なので、日常使いには向いていません。しかし、それを逆手にとって、貯蓄をしては取り崩してしまう、という貯蓄ベタな人は、あえてこうした地銀のネット支店で定期預金にしてしまうのもいいでしょう。

じぶん銀行やイオン銀行などは、通勤途中に提携ATMがあれば、ボーナスの残りや毎月の給料の残りを気軽に預けることもできるので、こまめにお金を貯めたい人に向いているでしょう。

さらにいえば、あえて定期預金にせず普通預金のままのほうが、金利が高いことがあります(金利120倍!定期預金は使わない!普通預金の新常識)。口座の使い分けがきちんとできるのであれば、ボーナスの残りや、毎月の生活費の残りを高金利の普通預金に移し替えるほうが、よほどオトクと言えるかもしれません。

いずれにしても、ボーナスや毎月の給料が残った場合に、生活費口座の普通預金にほったらかしにせず、自分にあった銀行にこまめに預け替えることが、大事と言えるでしょう。

(文:伊藤 加奈子(マネーガイド))