知事と県央首長地方創生で懇談

 黒岩祐治知事が現場に赴き、首長と意見交換する懇談会が23日、清川村煤ケ谷で開かれ、県央地域の厚木、大和、海老名、座間、綾瀬、愛川、清川の7市町村の首長らが参加した。人口減少を抑える地方創生事業の進捗(しんちょく)状況などを取り上げた。

 懇談会は、県が来年度の予算編成を前に地域要望などを反映するため、毎年度開催している。

 各自治体で本格化している地方創生については、地域事情に合った施策への支援要望が多かった。黒岩知事は「計画期間5年の地域総合戦略が折り返し点を迎え、皆さんの声をしっかりと聞いて課題を検証したい」などと述べた。

 厚木市の小林常良市長は「全国瞬時警報システム(Jアラート)の避難訓練の必要性が高まっており、県主導で全域で実施してほしい」、海老名市の内野優市長は「高齢者福祉や小児救急医療の充実で広域的な取り組みが求められる」などと訴えた。

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