これが100均!? フェイクグリーンの簡単アレンジ術

最近の100円均一のフェイクグリーンはクオリティが高く、まるで本物のような質感です。

100均のフェイクグリーンに注目! お店により種類はさまざま

フェイクグリーンとは、本物に似せて作られた人工植物のこと。一昔前はいかにもニセモノという感じでしたが、今のフェイクグリーンは本物さながらのクオリティで驚きます。

特に100均には、本当にたくさんのフェイクグリーンがありますよね。生花や観葉植物、エアプランツからドライフラワーまで、色合いや質感がリアルに再現されています。揃っている種類はショップによって全く違うので、何件か回って探してみると好きなテイストのものが手に入るはずです。

ここでは、セリアやダイソーで購入したフェイクグリーンを使って、気軽にできるアレンジ術をいくつかご紹介します。

【アレンジ術1】好きな種類を束にするだけで、無造作なスワッグ風に

いかにもフェイクという鮮やかなものは避け、本物っぽい質感のものを選ぶとリアル感がでます

まずは簡単なスワッグ風アレンジの紹介から。スワッグとは植物や花を束ねて吊るしたもので、そのままドライフラワーにして飾っておけるアレンジ法です。

作り方は簡単、好きなフェイクグリーンを無造作に見えるようにラフに束ねるだけです。ポイントとしては、高低差を出すようにしてあえて不揃いにすること。自然な束感が出たら、あとはヒモでしばります。

逆さにして吊るしたり、棚の上に雑貨と一緒に無造作に置いてみましょう。ヒモをアンティークリボンにしたり、スワッグを英字新聞などで花束風に包むアレンジも雰囲気がでます。

【アレンジ術2】小さく切って花瓶に挿して、生花風に

四季を意識したセレクトで、部屋をそっと華やかに

次も簡単なアレンジです。小さめの花瓶を用意して、散歩中に摘んできたようなイメージでフェイクグリーンを小さな束に切り、それを花瓶にバランス良く挿していきます。

これは生花風なので、その時期に咲いている花を選んで季節感を演出すると雰囲気が出ます。その日の気分に合わせて、すぐにアレンジを変えられる手軽さがいいですね。

【アレンジ術3】グリーンモスを使って、世界観を楽しむテラリウム風に

グリーンモスはリース型もあるので、フェイクグリーンを飾ってアレンジするのもオシャレ

次は少し難易度を上げて、テラリウム風アレンジに挑戦してみましょう。テラリウムとは、ガラス容器の中に植物を寄せ植えして、インテリアの一部として栽培する方法です。

セリアに売っている電球型のプラスチック容器にグリーンモスのフェイクグリーンを適量入れた後、ピンセットを使って好きなフィギュアを入れてみます。形の異なる容器でいくつか作って、部屋ごとにフィギュアを変えて飾るのも楽しいです。

【アレンジ術4】グルーガンを使って、印象的なリース作りに挑戦

リース作り初心者は、小さめリースから始めるのがオススメです

最後はリースアレンジを紹介します。これは上記のアレンジ術に比べて難易度が高くなるので、作り方をわかりやすく説明していきますね。

《準備するもの》

・土台となるリース

・小さめに切ったフェイクグリーン

・グルーガン(100均で300円程度で購入できます)

・透明なグルースティック(グルーガンに入れ、溶かして使う接着剤)

《作り方》

1.グルーガンにグルースティックを入れ、電源を入れて2分ほど待ちます。

2.グルーガンが熱で溶けたら、フェイクグリーンを土台に1束ずつ接着していきます(接着剤はできるだけ見えない部分に付けることを心掛けてください)。

3.全体のボリュームを調整して、ナチュラルなリースに見える程度まで付けたら完成です。

《作る時のポイント》

・色を多く使いすぎないこと。ポイントになる色を1色or2色決めて(見本のリースで言えば、ミモザの黄色とラベンダーのブルー)、あとは緑のフェイクグリーンのみで仕上げると自然です。

・リースの下から上に向かって、1束ずつ植えるように付けていきます。リースから葉や花がはみ出すくらいのラフな感じでOKです。

玄関に飾ったり、部屋のドアや壁に飾って楽しんでください

お手入れいらずのフェイクグリーンを上手に活用

たとえフェイクグリーンでも、部屋に緑があるだけでリラックスした雰囲気になるから不思議です。100均のアイテムを上手に利用すれば、既成品を購入するよりリーズナブルなインテリアになります。

そして水やりなどの手入れが一切いらないという手軽さも魅力です。植物を買ってもすぐに枯らしてしまうという人や、忙しくてなかなか手入れができないという人は、フェイクグリーンで空間に彩りをプラスするのがオススメです。

もちろん本物の植物を育てているという人も、手の届きにくい高い場所のアレンジに利用してみてください。

(文:鴨西 玲佳)

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