やっちゃダメ! フラれる可能性を高めるNG行為

せっかく出会ったのに自ら恋を壊してしまう人がいます。うっかりやりがちな言動には気をつけましょう。

恋を壊す行為をしていない?

せっかく恋人ができても、フラれる可能性を高める行為をして、恋を壊してしまう人がいます。多くの人がやりがちなNG行為とは何でしょうか?

1.束縛する

「浮気されるのでは?」と、恋人の行動を把握していないと不安になっていませんか? また、異性の友達と会うことを嫌がっていませんか?

そういう人は、相手を「自分のもの」だと思いすぎです。

いくら恋人だからといって、相手の人生を自分のもののようにコントロールしようとしては、嫌われてしまいます。自由を失うことは、人にとって不幸せなことです。だから、自由を奪うような行為ばかりをしてしまったら、相手は一緒にいることを窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。また、恋人を作らなかった時間が長い人ほど、1人の時間の楽しみを知っていて、それがないと心のバランスがとれなくなる人もいます。

いくら会いたくても、寂しくても、相手を1人にさせてあげる時間をもたせてあげることも大事ですよ?

束縛をしてしまう人は、まずは相手を信じられていないことに問題があります。相手にとって、信じてくれていない恋人と付き合い続けるのは負担です。「大好きな相手を失いそうで怖い」という不安感が、むしろ恋を壊す行動をかき立てていることに気付きましょう。相手はあなたを恋人にしたいと思って、選んでくれたのです。だったらそれを信じてみては? 束縛ばかりをして、相手が離れたくなるような人になるよりも、相手が「会いたい!」と時間を作りたくなるような人になりたいものですね。

他にも、多くの人がやりがちなNG行為があります。

2.依存する

自分の日々の楽しみを、恋人と過ごすときにばかり見出そうとする人がいます。相手にとって、自分色に染まってくれることは嬉しいことでもありますが、度を超えると、「自分の世界を持っていない」と思い、魅力を感じなくなってしまうこともあります。寄りかかっているばかりで、一緒に成長し、支え合える相手とは思えなくなってしまうからです。

さらに、人には「人生において、自分でやらなくてはいけない作業」というのがあります。

例えば、「自己肯定感を持つ」というのも、その1つです。自分で自分を認め、受け止められない人は、相手が自分にしてくれることで、自分の価値をはかりがちです。

そうすると、「毎日、連絡をくれるか」「デートではどこに連れて行ってくれるか」「プレゼントはなにをくれるか」などの相手の行動で、自分への愛情や自分の存在価値をはかってしまいます。エスカレートすると、不安感から相手に愛を乞うような行動に出てしまう人もいます。愛は「欲しい」と言われてあげるものではなく、もっと能動的なものです。そんなことでは恋人は一緒にいると「愛を強要されている」感覚になり、苦痛を感じてしまいます。

自己肯定感を高めるために愛を求めがちな人が、知っておいた方がいいことがあります。たとえ人に認められたとしても、自分が自分をきちんと認め、受け止めてあげていないと、心の平穏はない、ということです。それは他人がどうこうできるものではないのです。自分自身ときちんと向き合ってしなくてはいけない作業なんですよね。

自分の心のバランスは、自分で保てるような人になりましょうね。

まだまだ多くの人がやりがちなNG行動があります。

3.理想を押し付ける

恋人ができると、自分の思い通りに変えたくなる人がいます。ファッションセンスや身のこなし方、ひどいケースでは、相手のキャラクターまで変えようとする人がいます。

もちろん相手がこだわりを持っていないことで、「こういうのはどう?」と提案するのはアリです。例えば、ファッションに無頓着な人であれば、恋人からもらった洋服を喜んで着る人もいますしね。また、わがまま、時間を守らないなど、性格的な欠点があって、人に迷惑をかけることであれば、その人のために注意をすることは大切です。

でも、その人がそうしていることで不幸になるわけでもないのに、自分の勝手な理想を押し付けてしまう場合は、相手を不幸にしてしまいます。

基本、人は変えられません。その人にとって直した方がいい欠点ですら、実際は他人がどうこう言ったところで直せるものではないのです。だからこそ、「直してくれない」とストレスをためるよりも、そういった欠点も含め、受け止め、フォローできる自分になった方が、関係は深まるし、唯一無二のパートナーになれるものですよ。

逆を言えば、相手が、余程許せない欠点を持っている場合は、そう簡単に相手は変われないので、「別れる」か「許せるようになる」かの二者択一しかないとも言えます。多くの人はそんなとき「相手を変える(欠点を直させる)」という選択をしがちですが、その選択肢は存在しないくらいの気持ちでいた方がいいでしょう。

できれば、自分がフォローできるようになって、許す方を選びたいものですよね。

3つのNG行為を紹介しましたが、実はこれらには、ある共通点があります。

自分の都合の良いように、変えようとしていない?

結局、恋人にフラれる行為のベースにあるのは、「自分の都合の良いように相手を変えようとする思い」です。

束縛をするのも、自分が不安になりたくないからです。依存するのも、自分が相手を使って快適になりたいからです。理想を押し付けるのも、自分にとって都合の良い相手にしたいからです。そこには、相手への愛情はありません。自分が可愛いだけの行為です。恋人は、あなたのためだけに存在しているわけではありません! 相手には相手の人生があります。だからこそ、自分の都合の良い存在に変えようとすると、無理が出てきます。

逆を言えば、人のことは変えられませんが、自分のことは変えられます。

自らの強い意思があれば、束縛をするよりも恋人を信じられる人になったり、依存するよりも精神的な自立を目指したり、理想を押し付けるよりも相手の欠点ですらフォローできる人になることはできます。

束縛をしない、依存しない、理想を押し付けない自分になって、愛を育める関係を築きたいものですね。

(文:ひかり )

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