「変なホテル」都内進出へ

 ハウステンボス(HTB、佐世保市)は、園内外の3カ所で運営するロボットホテル「変なホテル」について、今後1年をめどに東京都内5カ所程度に開業することを明らかにした。都内進出は初めて。千葉県浦安市に3月、愛知県蒲郡市に8月オープンした2カ所がいずれも稼働率約9割と好調なことから、市場が大きい都内での多店舗展開に踏み切る。

 赤坂地区や浜松町地区などを想定。他の事業者が運営し、HTBがノウハウを提供するフランチャイズ型で開業する。

 「変なホテル」はロボットが接客をして従業員数を最小限に抑え、省エネシステムを導入して採算性を高めている。大阪2カ所と福岡、台湾、上海への進出も計画している。

 2015年に園内にオープンした1号店は増設し、第3棟を来年7月に開業する。最新の薄型太陽光パネルと蓄電池で施設内のエネルギーを自前で賄い、利益率を向上。訪日客を意識して初の和室を取り入れる。部屋数は現在の144から200になる。受け付けロビーにロボットがカクテルをつくる「ロボットバー」を新設するなどロボット数も増やす。従業員数(7人)は増設後も変えないという。

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