客引き行為防止 川崎の重点区域で訴え

 川崎市と川崎駅広域商店街連合会、川崎署は6日夜、JR川崎駅東口で客引き行為の防止キャンペーンを行った。居酒屋やカラオケ店などへの客引き行為を禁止した市客引き行為防止条例で、罰則が適用される重点区域に川崎駅東口周辺が指定され、今月で1年がたったことから行われた。

 地元商店街組合員や市職員、同署員らが「客引きに、絶対付いて行かないでください」「ぼったくられた例もあります」などと呼び掛けながらティッシュを配布。その後、商店街をパトロールした。

 福田紀彦市長や猪熊俊夫連合会会長らは「女性や子どもが安心して買い物ができる街にしていきたい」とあいさつした。市地域安全推進課によると、重点区域でこの1年間に市が指導した居酒屋やカラオケ店とその客引きは計8件。違反者への過料などの実績はない。

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