「河川の改良復旧を」 被災者から要望相次ぐ 福岡・大分豪雨

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被災した東有田地区の住民を前にあいさつする原田啓介市長

 日田市は福岡・大分豪雨で甚大な被害が出た小野、大鶴・夜明、東有田各地区の意見交換会で出た声を集約し、8日公表した。被災者からは河川の改良復旧に対する要望が相次ぎ、地区ごとの課題も浮かび上がった。市は10月ごろ、4地区に加え他の被災地区でも住民の意見を聞く場を設ける方針で、来年1月をめどに策定する復興計画に反映させる。

 意見交換会は4地区で罹災(りさい)証明を申請した被災者らを対象に、今月初めから3会場で開催した。市と県の担当者を前に、出席した住民が挙手して意見を発表。市はアンケートを配り、生活再建の状況や移転の意向を尋ねた。集計でき次第、公表する。

 市によると、小野地区は小野小学校の近くで土砂崩れが起きたこともあり、地域や学校の安全に対する不安の声が出た。大肥川が氾濫した大鶴・夜明地区では治水対策の充実や、上流の福岡県東峰村と情報交換や連携を求める意見も。東有田地区では有田川の工事方針への質問が目立った。

 取りまとめをした市地方創生推進課の山中栄二課長は「住宅や農地に関する不安の声は想定していたが、行政の支援策が伝わっていないという声も一部であった」と話した。

 意見交換会に出席したのは対象者の約8割で、市はさらに欠席者やアンケート未提出者の意見を集める。原田啓介市長は「各地区とも高齢化しており、復旧にも時間がかかることを踏まえ、復興計画・事業を推進する」と話した。

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