風力発電、3基撤去へ くいや支柱、地震で損傷 南阿蘇村

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撤去が決まった「春木が岡風力発電」の3基の風車=8日、南阿蘇村

 熊本県西原、南阿蘇両村にまたがる俵山にある風力発電用の風車13基のうち、熊本地震で損傷した南阿蘇村の3基の撤去が決まった。運営する日立キャピタル(東京)などのグループ会社「春木が岡風力発電」が、10月末までに撤去を終える予定。

 日立キャピタルによると、3基(出力計1800キロワット)は2009年から稼働。地震の影響で地中のくいなどが損傷し、うち1基は支柱に亀裂が生じた。再開も検討したが「修復費に加え、追加の安全対策にも費用がかかることから再開を断念した」という。

 南阿蘇村企画観光課は「村として再生可能エネルギーの導入に力を入れていただけに残念」と話している。

 西原村では電源開発(Jパワー、東京)の子会社「ジェイウインド」が運営する10基(出力計1万7500キロワット)も地震で基礎部分にひびが入るなどの被害を受けた。電源開発によると、3月末に安全確認ができた1基の発電を再開し、残り9基も点検や補修が終わり次第、順次再開を予定している。(植山茂)

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