<震災6年半>気仙沼・大谷 慰霊碑が完成、現地で落成式

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犠牲者を悼み手を合わせる遺族ら

 東日本大震災から6年半がたつのを前に、津波で76人が死亡、行方不明となった気仙沼市本吉町の大谷地区に9日、慰霊碑が完成した。落成式があり、遺族ら150人が犠牲者の冥福を祈った。

 地域で追悼の場をつくろうと遺族が建立を企画。負担金を出し合い、市の補助金も活用した。

 犠牲者62人の名前を刻んだ慰霊碑は幅1.3メートル、高さ1.1メートルの御影石。地元住民らが大谷海岸近くの私有地を借りて造った「復興の丘」に建てた。碑の脇には、丘に設置されていた地蔵を納めるお堂も設けた。

 落成式では遺族代表の会社員小野有道さん(61)があいさつ。小野さんは妻光子さん=当時(54)=の行方が分かっていない。

 小野さんは「6年半がたっても、あの日のことは鮮明に思い出す。震災の記憶を後世に伝えることも、亡くなった方々の供養につながる」と語った。

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