熊本市民病院、赤字36億円

震災で患者大幅減

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 熊本市は2016年度の病院事業会計決算をまとめた。市民病院(東区)は熊本地震で被災し、患者受け入れを休止した影響で、純損益は36億3134万円の赤字。植木病院(北区)も1億9016万円の赤字で、総額38億2149万円の純損失を計上した。累積欠損金は100億円を突破し、111億3277万円に膨らんだ。

 市民病院の延べ患者数は、入院が前年度比94・8%減の6407人、外来が52・4%減の7万8529人だった。震災で病棟3棟のうち2棟が使用不能になったことで、大幅に減少した。医師が49人減るなど、職員総数は583人となった。

 結果、入院収益が94・6%、外来収益が59・2%それぞれ減り、医業収益は84・7%減の16億7801万円。そのほか、駐車場使用料金の減収などにより、医業外収益も22・5%減り、9億3270万円になった。

 植木病院では、入院患者が1・9%増の3万7101人、外来患者が3・3%減の2万7186人。市民病院からの患者や職員受け入れにより支出が増えたことなどから、赤字を計上した。

 2病院と芳野診療所(西区)を合わせた病院事業会計の総収益は55%減の64億9015万円。総費用は29・9%減の103億1164万円だった。同診療所は、一般会計で赤字を穴埋めするへき地診療所のため純損益はない。(馬場正広)

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