小此木大臣が防災視察 三重県の拠点、取り組み説明

 小此木八郎国土強靱(きょうじん)化担当相は13日、三重県を訪れ、県内の防災拠点を視察し、鈴木英敬三重県知事らと地域の防災意識を高める取り組みについて意見交換した。県と三重大が平成26年度に設置した防災拠点「みえ防災・減災センター」の取り組みについて、「地域や企業が一体となって防災意識を高めるのが大事だと思った」と述べ、全国に広める意欲を示した。

 国土強靱化推進室によると、8月に着任した小此木大臣は、防災に取り組む全国の自治体を視察している。県内では、みえ防災・減災センターのある三重大で鈴木知事らと意見交換したほか、津市香良洲町の高台防災公園を視察した。

 意見交換では、鈴木知事のほか三重大の駒田美弘学長やみえ防災・減災センターの鶴岡信治センター長が出席した。

 センターの地域・企業支援グループ長を務める同大大学院工学研究科の川口淳准教授がセンターの取り組みを説明。過去に県内で発生した自然災害の経験談や、災害の歴史資料をまとめた「みえ防災・減災アーカイブ」を、防災学習に活用していることを紹介した。

 意見交換後、報道陣の取材に対し、小此木大臣は今回の視察について「(鈴木知事の防災に対する)積極的な姿勢を感じたので訪問した」と説明。「アーカイブで災害経験を聞き、地域や企業が一体となって防災意識を高め、災害から町やひとを守るという意識を伺った。経験をしていない人が過去のことを知り、災害が起きたときのための備えをすることが大事だと思う」と述べた。

 また、小此木大臣は「香良洲は6月に(高台へ逃げる)避難訓練をしたと聞いた。実際の訓練を通じて、いろんな人に防災についての意識が広がるのは素晴らしい」と述べた。

 鈴木知事は「意見交換の中で、大臣は県民の防災意識を非常に重要視されていた。(防災につながる取り組みを)さらに進めていかなければならないと思った」と語った。

 その上で「大臣には地域の特色ある取り組みをぜひ発信してほしい」と述べた。

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【報道陣の取材に応じる小此木国土強靱化担当相(左)と鈴木知事=津市栗真町屋町の三重大で】

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