島揺るがす台風18号 宮古島を直撃 停電・冠水・倒木相次ぎ、観測史上最大雨量も…

 非常に強い台風18号は13日午後11時現在、宮古島地方と石垣島の一部を暴風域に巻き込みながら時速15キロで北西に進んだ。台風の中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。同日午後6時48分には下地島空港で50・9メートル、同6時33分に宮古島市下里で48・3メートルの最大瞬間風速を観測した。宮古島市では観測地点3カ所で観測史上最大雨量を記録。市新城では午後11時20分までの24時間雨量が489ミリに達した。暴風により、平良港に停泊中だった台湾籍の漁船の係留ロープが切れて港内で漂流し、午後11時現在、乗組員4人が船内に取り残されている。

 宮古島市内は道路冠水、倒木などの被害が相次いだ。沖縄電力によると13日午後11時現在、宮古島市では全世帯の85%となる1万9600戸が停電した。

 沖縄気象台によると、宮古島市新城で1978年の統計開始から史上最大の24時間雨量を記録。そのほか、市下里と宮古空港で午後11時20分までの24時間雨量が440ミリ、367・5ミリと記録を塗り替えた。

 避難所を開設した宮古島市と石垣市は午後11時現在、27世帯39人が自主避難している。宮古島署によると、暴風の影響で平良港内で停車中の軽自動車が横転し、乗っていた50代の女性が左手首の痛みを訴えて救急搬送されたが、けがはなかった。同日午後11時現在、同署にそのほかの人的被害の情報は入っていない。

 また、宮古島市消防本部でも午後11時までに車の横転事故3件を確認。けが人はいない。

 台風は今後、勢力を保ったまま北西に進み、東シナ海で偏西風に乗って東寄りに進路を変え、九州地方に向かう見通し。14日には宮古島地方と石垣島地方が暴風域を抜ける予想。沖縄本島地方は15日まで強風に注意が必要。

 台風の影響で13日、空の便は日本トランスオーシャン航空が40便、琉球エアコミューター28便、全日空26便、ソラシドエア7便、バニラエア4便、ピーチ・アビエーション3便、ジェットスター1便の計109便が欠航。14日は全日空が1便、バニラエアが2便、ジェットスターが1便欠航を決めている。

 沖縄旅客船協会によると、13日は宮古島や石垣島から各離島を結ぶ便、沖縄本島と周辺離島、鹿児島路線の便など計305便が欠航した。14日は本部町渡久地―水納島、宮古島―多良間の便が欠航を決めた以外は早朝の海の状況をみて、運航を判断する。

 沖縄電力によると13日午後11時現在、宮古島市のほか、多良間村で10戸、久米島町で10戸が停電している。同日夕方以降、携帯電話がつながりにくい場所もあった。 

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台風18号の猛烈な風によって車道に倒れた街路樹=13日午後5時54分、宮古島市平良下里
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台風18号の進路予想図・5日予報(気象庁HPより)
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台風18号の進路予想図・24時間予報(気象庁HPより)

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