“らしさ”全面「ファミリア仕様」に 神戸の母子手帳

画像
ファミリアがデザインを担当した母子健康手帳=神戸市役所

 子ども服メーカーのファミリア(神戸市中央区)が表紙や中身のデザインを担当した「母子健康手帳」が10月から、同市で交付される。表紙には船に乗った親子のクマや神戸ポートタワーなどをデザイン。「母子健康手帳は親から子どもへのプレゼント」(同市)という意味を込め、メッセージを書いたり、写真を貼ったりするページを充実させた。ファミリアが自治体関連のデザインを手掛けるのは初めてという。(中島摩子)

 同市の現在の手帳は赤ちゃんや木馬などが描かれ、1999年度から継続。「神戸ならではのデザインで、神戸で子育てしたいと思えるような手帳を」とリニューアルを決めた。

 公募に応じた10社のうち、ファミリアのデザインを盛り込んだ通販大手「フェリシモ」(同市中央区)の企画を採用。同社の関沙綾子(さやこ)さん(35)は「手帳はただの記録ではなく一生大切にするもの。日本一かわいい手帳を目指した」と力を込める。

 オールカラーの中身は、ファミリアの商品でおなじみのウサギやひよこ、リンゴなど、随所に“らしさ”が満載。妊娠中の胎児のエコー写真や新生児の手形用のページのほか、子どもが成人するときに手渡すことを想定したラブレターのコーナーもある。

 表紙には、クマのアップリケや神戸ハーバーランドの観覧車の刺しゅうが施されたデニム生地の写真を使う。デザインした一浦早夜香(さやか)さん(32)は「(定番の)デニムバッグと同じで、一針一針、気持ちを込めて手作業で仕上げた」と話している。

【母子健康手帳】妊娠の届け出に対して自治体が無料で交付。妊娠中の経過や子どもの発育、予防接種の記録など、中身に盛り込む様式は厚生労働省が決めているが、自治体が独自に編集できる部分もある。多くの自治体はキャラクターなどがデザインされた手帳を業者から購入しているという。

あなたにおすすめ