成田-長崎間 開設を検討

 格安航空会社(LCC)国内最大手のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は14日、成田-長崎間の定期路線の開設を検討していることを明らかにした。早ければ来年3~10月の夏ダイヤでの就航を目指しており、県と運航支援を巡り協議しているという。

 同社によると、複数の航空会社が運航する既存の羽田-長崎線の旅客数が年間約170万人と比較的多いことから、成田-長崎線についても「羽田線と競合せずに一定の需要を見込める」としている。就航時期や運航便数は検討中という。

 実現すれば、長崎発着の国内線開設は、LCCのピーチ・アビエーションが2012年3月に結んだ関西線以来となる。ジェットスター・ジャパンは現在、県に支援を求めており、県新幹線・総合交通対策課は「支援内容は検討中で、まだ具体的にまとまっていない」としている。

 ジェットスター・ジャパンは、オーストラリアのカンタス航空や日本航空などが出資。成田、関西を主な拠点として、九州・沖縄の5路線を含む国内16路線、国際9路線を運航している。今後、成田-宮崎線を開設することも決めている。

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