「騒音被害は甚大」 米軍機夜間飛行で大和市長

 大和市の大木哲市長は20日、岩国基地(山口県)を拠点とするE2D早期警戒機の厚木基地(大和、綾瀬市)への飛来と9月10日の航空機の深夜飛行に触れ、「市民に甚大な騒音被害をもたらす運用が繰り返された」と述べた。

 市の対応として「厚木基地は国の安全保障政策やその時々の国際情勢などによりさまざまな影響を受ける可能性があることから、こうした動きを注視していく」とした。

 また、今後本格化する米空母艦載機の岩国基地への移駐を踏まえ、「一日も早くこの移駐を完了させ、市民の負担軽減に確実に結びつくようしっかりと取り組んでいく」と説明した。

 市議会本会議で高久良美氏(共産)の一般質問に答えた。

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