ジャパンファインスチール、オーディオ用ケーブル開発 マグネ合金採用し高制振性

 ジャパンファインスチール(本社・山口県山陽小野田市、社長・長尾浩司氏)は、マグネシウムを導体芯材、編組シールド素線に使用したオーディオ用ラインケーブルを開発したと発表した。音響ブランド「JFSounds」から、「STB27C」、ハイエンドモデル「STB27C-Plus」の2品種をインターネットサイトや店舗にて販売する。編組シールドや芯材にマグネシウムを採用したことで制振効果が向上した。

マグネシウム合金編組シールド

 今回製品化したラインケーブルは、16年から販売しているスピーカーケーブルの新製品。開発されたケーブルはMS227Cの基本構造に、これまで導線だった編組シールドをマグネシウム合金細線に変更。また制振効果が高い純度99・95%のマグネシウムワイヤを導体芯材に配置することで、導体部分に伝わる振動を直接吸収することをコンセプトとしている。

 発売日は「STB27C」が9月28日、ハイエンドモデル「STB27C-Plus」が10月18日。なお「STB27C」は20~22日にインテックス大阪で開催される「第4回関西高機能金属展」で日本アルミニウム協会ブース内で展示される。

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