教諭らの相互交流を 横浜市長が上海副市長と協力確認

 横浜市と友好都市提携を結んでいる中国・上海市の翁鉄慧副市長が21日、横浜市中区の市役所で林文子市長と意見交換し、来年で提携45周年を迎えるにあたり教諭らの相互交流などで協力していくことを確認した。

 教育施策に長く携わる翁副市長は、林市長との面会前に市立白幡小学校(神奈川区)で体育の授業を視察。林市長に対し、「(上海市は)基礎教育に力を入れている」と説明した上で、教諭や校長らでさらに交流を深めて「お互いの良い部分を伸ばしていきたい」と提案した。

 横浜市によると、同市の教諭派遣も検討するといい、林市長は「上海の教育レベルは極めて高い。文化芸術などの交流も深めたい」と述べた。

 翁副市長は面会後、全校児童の半数以上が外国籍の南吉田小(南区)で児童と一緒に給食を食べた。

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