洪水被害1700万人に、ネットで食糧支援呼びかけ

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ソーシャルビジネス業界最大手のボーダレス・ジャパン(東京・新宿)はこのほど、バングラデシュの洪水被害を支援するためクラウドファンディング「Readyfor」に取り組んでいる。同国では今年7月から豪雨が続き、被災者は1700万人にも及ぶ。支援者へのリターンとして、同社が同国に製造拠点をおくブランドのレザー製品などを用意している。(オルタナS編集長=池田 真隆)

バナナの木をボートにして、川を渡る

日本ではあまり報道されていないが、今年7月中旬から続いていた豪雨により、バングラデシュの広域で大洪水が発生している。これまでに1,700万人が被災したと言われている。同社の革工場がある地域は災害から免れたが、北部の被害は甚大。現在も住民の多くは困難な生活を強いられている。

水没してしまった田んぼ

特に、被害があったシラジガンジ県の村では、民家が流され、田畑が壊滅状態となり、多くの家畜が死んでしまうといった深刻な被害が出ている。現在、多くの住民は移動手段を持っておらず、食糧すら調達できずに村に取り残されている状況だ。

この状況を受け、同社では日本で寄付金を募り、集まった30万円分の物資を現地に届けた。しかし、30万円で支援できたのはわずか300世帯だけで、各世帯に一週間分の食糧だった。被害状況を鑑みるとそれだけでは不十分として、今回のクラウドファンディングの実施に至った。

同社は、初期目標として100万円を設定していたが、3日間で目標を達成。できるだけ多くの人々に支援を行き渡らせるため、現在第2ゴールとして200万円を設定している。達成できれば、約2000世帯分に1週間分の食糧を届けることができる。リターンとして、同社がバングラデシュに製造拠点をおく革製品や衣類ブランドのプロダクトを用意している。

同社は、「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを掲げ、2007年に創業。現在、「貧困」「環境問題」など社会問題の壁を超える14の事業を世界で展開している。