市民と野党の共闘で躍進を 共産党県委員会

 解散総選挙に向け、共産党県委員会の決起集会が25日、横浜市鶴見区で開かれた。田母神悟委員長は「市民と野党の共闘で小選挙区での選挙協力を成功させ、比例で党の躍進を目指す」と訴えた。

 田母神氏は、28日召集の臨時国会冒頭での解散を「(自民党の)党略だ」と批判し、小池百合子東京都知事が立ち上げた新党「希望の党」については「中心は元々自民党議員の人。安倍政権に代わる政治的対立軸は到底打ち出せない」と強調。民進、自由、社民の3党との選挙協力について県レベルでも協議を進めていく考えを示し、「なんとしても今週中にまとめ上げることに全力を挙げたい」とした。

 共産党は県内16選挙区で公認候補予定者を決定。「共闘」がまとまった場合は一部の候補予定者を取り下げる方針を打ち出す一方、畑野君枝衆院議員(比例南関東)を擁立する10区は「必勝区」と位置づけている。

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