<防災マップ>地域歩いて危険な場所見極め 中学生と災害公営住宅の入居者協力

住民と一緒に危険な場所を確認して歩く生徒ら

 宮城県気仙沼市の条南中(生徒182人)の3年生と、災害公営住宅「市営南郷住宅」(162世帯)の入居者らが協力し、南郷地区の防災マップ作りに取り組んでいる。生徒と住民が一緒に地域を歩いて危険な場所を確認。10月にもマップを完成させ、地域の防災減災に役立ててもらう。

 条南中は総合学習の一環として、2015年から南郷住宅の住民と交流を続ける。昨年は「南郷防災サミット」を開き、東日本大震災での被災状況などを学んだ。今年は地域住民が活用できる防災マップ作りをテーマに選んだ。

 22日、住民約10人と生徒57人が六つのグループに分かれて現地を調査。地区を流れる大川や神山川沿い、災害公営住宅の周辺を見て回った。

 大川沿いを調べたグループは、津波被害に遭った場所や18日未明の台風18号で冠水した道路について住民の説明を受けた。

 生徒たちは地図にメモしたり、写真を撮ったりして危険な場所を見極めた。3年熊谷夢大さん(14)は「水がたまりやすい場所や川の近くが危険だ。災害の際に役立つマップを作りたい」と話した。

 生徒たちは10月6日に南郷コミュニティーセンターである発表会で、防災マップを住民に披露する。

 現地調査に参加した吉田弘さん(75)は「南郷地区は震災後にアパートや社員寮が建つなどして、新しい住民が増えている。津波や大雨に備えるためにも防災マップは重要になる」と期待する。

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