三協立山、店舗用什器事業をコクヨから取得=17億円

 三協立山は27日、文房具やオフィス家具などの製造・販売を手掛けるコクヨから店舗用什器に関する事業を取得すると発表した。取得金額は約17億円で、2018年1月1日付で実施する。三協立山は非建材事業の強化を重点戦略の一つとして位置付けており、その一環としての取り組み。取得先の提案力を生かして、店舗用什器や看板を中心とする商業施設事業の競争力を高める。

 取得するコクヨのストア事業は小売業への店舗什器の販売や商業施設の設計・施工などで、売上規模は約116億円。従業員は約80人で、製品の企画力や施工力に強みがある。三協立山の商業施設事業の売上規模は約357億円となっている。事業の取得は会社分割による承継方式で、27日付で両社の取締役会で承認され契約を締結した。

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