決定版! ふんわりおいしい三角おにぎりの作り方・コツ

おいしい三角おにぎりの基本の握り方を復習してみましょう。ご飯の炊き方や、海苔がパリパリのまま包む方法もご紹介します。

おいしい三角おにぎりの握り方!

おにぎりは、固めに炊いたご飯を、力を入れ過ぎず抜き過ぎずに、両手でふんわり包んでキュッと握ります。そして、すぐに食べるなら塩は控えめに、後で食べるなら多めにまぶしましょう。おいしく握ったおにぎりをお弁当にする時は、くしゃっと丸めて伸ばしたアルミホイルで包みます。

パリパリ海苔おにぎりが好みなら、海苔だけをフリーザーバックに入れて持つといいです。面倒でなければ、アルミホイルでコンビニおにぎりのように包む方法もおすすめです。

おにぎりは素手で握った方がおいしく、形よく作れますが、ラップを使った方が、水を使わないので傷みにくく、衛生面でも安心です。作ってから食べるまでの時間や季節などを考えて、素手かラップかを決めるのが得策かもしれません。

材料(10個分)

米:3合

板海苔:4~5枚

塩鮭:2切れ(おにぎり5個分)

梅干:3~5個(おにぎり5個分)

塩:適量

作り方・手順

所要時間:15分

1:米は40分前にといでザルに上げて置き、固めに炊く

米は40分前にといでザルに上げて置き、炊く直前に釜にあけ、やや少なめの水加減で炊く。

※すしめし、カレーの水加減で

2:すし桶に移して軽くほぐす

きつく絞った濡れ布巾で拭いたすし桶に、炊き立てご飯を移してほぐす。

すし桶に移し変えることで、余計な水分が飛び、熱さも和らいで握りやすくなる。

3:おにぎり作りの準備

ごはん、海苔やゴマ、具、塩、水、ラップ、アルミホイル、清潔なまな板等を並べて、おにぎり作りの準備をする。具は入れやすい大きさにしておく。梅干しの種は取り除いた方が安心。手は綺麗に洗う。まな板はきつく絞った清潔な濡れ布巾で拭く。

4:手に水をつける

手に水を少しつけてのばし、両手の平全体をしめらせる。水をつけ過ぎると、おにぎりがまとまらないので注意。

5:手の平にご飯をのせ、具をのせる

手の平にご飯をのせ、中央をくぼませて具をのせ、具を包みこむように両手で握る。ご飯の量は、手の大きさにもよるが、三角おにぎりなら90~100gが握りやすい。

6:片方の手の平と指に角度をつけて曲げて、三角に握る

上になっている手の平と指に角度をつけて曲げ、下になっている手で受けて回転させ、三角形に握る。

丸いおにぎりなら丸く、たわら型なら平らに、要するに、上になってる方の手の形(角度)を変えれば、おにぎりの形が変わる。

7:指に塩をつけ、手の平の上につけておにぎりにまぶす

3本の指に塩をつけて、手の平の上で伸ばしてなじませたら、両手でおにぎりを軽く握って転がして、塩をまぶしつける。

ご飯粒がくっつきそうになったら、塩と同様に指先に水を少しつけて、手のひらを湿らせてあげるといい(つけすぎない)。

8:清潔な木のまな板の上にのせる

握ったおにぎりは、清潔な木のまな板にのせて置くと、おにぎりの余分な水分が抜け、蒸れずにおいしくなる。

全部握り終わったら海苔を巻く。ゴマをまぶす場合は表面が乾かないうちに。画像は左から三角、たわら型、丸型、ラップで握った三角おにぎり。

9:木の落とし蓋を利用してもいい

おにぎりをのせるまな板は、肉や魚などの調理には使わないものを使うこと。ない場合は、木の落とし蓋を利用するといい。清潔さに自信がなかったら、まな板を使うのは止めましょう。

10:おにぎりを包む

できれば、抗菌性と通気性に優れている竹皮で包みたい。

11:海苔はフリーザーバックに入れて添える

パリパリ海苔のおにぎりが好みなら、板海苔を3等分に切ってフリーザーバックに入れて添える。写真ではおにぎりが見えていますが、出ている部分が乾燥するので、すっぽり包みましょう。

ラップを使った握り方1:ラップの上にご飯と具をのせて握る

ラップの上にご飯を半量のせ、中央をくぼませて具を入れて、その上にご飯半量をのせ、ラップを寄せて、好きな形に握る。お茶碗の上にラップを敷き、そこにご飯と具を入れて握ってもいい。

ラップを使った握り方2:ラップを開いて塩をふりかけ、もう一度包んで握る

ラップを開いて塩を振り、ラップの上で転がして裏側にも振り、もう一度ラップを寄せて包んで軽く握る。

ラップを使った握り方3:おにぎりは、アルミホイルで包むべし

おにぎりはラップで包むより、アルミホイルで包んだ方が断然美味。しかも、くしゃくしゃにしてから伸ばしたアルミホイルで包むと更にいい。

コンビニのようなパリパリ海苔おにぎりの包み方

コンビニに売っているようなパリパリ海苔おにぎりの包み方を紹介します。

1:アルミホイル、おにぎり、海苔、セロハンテープを用意する

アルミホイル、おにぎり、海苔、セロハンテープを用意する。板海苔は半分に切り、アルミホイルは海苔の幅の2倍より大きく切る。

2:ホイルの真ん中に折り目をつけ、海苔をのせる

アルミホイルを半分に折って広げ、海苔をのせる。海苔は裏側を上にする。

3:ホイルの両側を折って重ねる

両側を折って重ねる。この時、海苔ギリギリに折ると、開ける時に海苔が破れるので、5~8mmあけて折る。ホイルは裏でも表でもいい。

4:裏返して真ん中にセロハンテープを貼る

裏を返し、真ん中にセロハンテープを貼りつける。この時、片側の端を2cmぐらい長くし、そのテープを半分に折ってくっつけ、1cmぐらいのつまみ部分を作る。

5:裏返し、油を少量塗る

裏返したら、開ける時におにぎりがくっつかないように、油を少量つけたキッチンペーパーで拭く。この時、テープが貼ってあるのは裏側で、つまみは上。油はごま油でもサラダ油でもいいが、ここでは米油使用。

6:おにぎりをのせる

おにぎりをのせる。

7:折り返す

アルミホイルの下方を持ち上げ、おにぎりの上に折り返す。

8:おにぎりに沿って折る

隙間ができないようにおにぎりを包み、折り込む。

9:裏側も折る

裏側も折って形を整える。

10:できあがり

できあがり。

11:つまみを下に引き、ぐるりと裏側まで引っ張る

つまみを持って下に引き、ぐるりと裏まで引っ張る。

12:片方のホイルを外す

片方のホイルを外す。

13:もう片方のホイルを外す

もう片方のホイルを外し、海苔でおにぎりを巻く。

ワンポイントアドバイス

おにぎりは清潔な素手で握るのが理想ではありますが、衛生面を考えれば、ラップか使い捨ての手袋で握るのがいいでしょう。すぐに食べるなら素手でもいいですが、お弁当にするならラップでが良さそうです。なお、所要時間に炊飯にかかる時間は含みません。

(文:大石 寿子(レシピガイド))

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