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FC琉球 競り勝つ 富所、後半値千金ゴール J3

 サッカー明治安田J3第25節第1日は30日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場などで2試合を行い、FC琉球は同陸上競技場でセレッソ大阪U―23と対戦し、1―0で勝利した。琉球は10勝8分け6敗で、勝ち点は38。

 琉球は前半、何度も素早いドリブルを仕掛けて攻め上がるも、枠を捉えられなかった。スコアレスで迎えた後半は立ち上がりにFW富所悠が鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。

 MF朴利基がレッドカードで退場となり数的不利になり、最終盤には連続シュートを放たれるも、GK朴一圭がゴールを死守した。

 琉球の次戦は8日午後1時半、神奈川県の相模原ギオンスタジアムでSC相模原と戦う。

 そのほかの試合は秋田が鹿児島と1―1で引き分け、勝ち点45で暫定3位とした。鹿児島は同39。

(2)沖縄県陸(琉球2勝)

琉球 10勝8分け6敗(38)

 1―0(0―0,1―0)

C大23 4勝8分け10敗(20)

▽得点者【琉】富所(12)

▽観衆 2321人

 【評】FC琉球は後半の先制後に退場者が出たが、守備に徹する姿勢で最終盤の猛攻をしのぎ、1―0で勝ち点3を死守した。後半3分、MF朴利基のパスに合わせてFW富所悠が左からゴール右にシュートを突き刺した。1人少なくなった残り約15分は守りを固めて逃げ切った。(崎原有希)

◇堅守で勝ち点3死守 2位と7差、J2へ意識強まる

 J2ライセンス取得後、初のホーム戦でFC琉球が堅守で勝利を飾り、勝ち点3を死守した。これまで追加点を狙った終盤に、カウンターを受け失点する場面が多かったが、ライセンス取得により「選手の中で勝ち点3を取ろうという自覚や意識が強くなった」(GK朴一圭)と、最後まで集中して守り切った。

 前半は10本のシュートを放ちながらも、枠を外れるなど、得点には至らなかった。後半は立ち上がりから攻撃が機能した。MF朴利基からFW前田央樹がドリブルで運びパスをつなぐ。再び朴が受け、ペナルティーエリア手前にボールを送るとFW富所悠が反応。「利基が球の勢いを落としてくれた。狙っていた」と左45度から右足を振り抜き、ネットを揺らした。

 後半32分、朴の退場で数的不利に陥ったが、ここからがいつもの琉球と違った。しっかり引いて守りを固め、DF才藤龍治の球際の激しい競り合いでピンチの芽を摘んだ。最終盤は「自信を持ってポジションを取れて、集中して詰めることができた」というGK朴の好セーブで失点を防いだ。

 残り8試合。昇格ラインの2位との勝ち点差は7。得点ランキングがトップと4点差の4位となった富所は「得点に絡み続けることが勝利につながる」と最前線として貪欲に勝利を狙う。(崎原有希)

◇個人の力も重要

 金鍾成監督(FC琉球)の話 相手の攻撃パターンも読めてきて、終始落ち着きながらプレーすることができた。才藤龍治の球際の競り合いや朴一圭のスーパーセーブから、個人の力も重要と感じた。J2昇格を意識し過ぎず、1試合1試合に集中していきたい。

◇チームの力不足

 大熊裕司監督(セレッソ大阪U―23)の話 後半一つのミスから流れが変わり、点を取られてしまった。好機も2回あったが、決定力に欠けていた。チームとして力不足だと感じた。

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