明豊 3季連続V 最終盤、足で均衡破る

3季連続12回目の頂点に立った明豊ナイン
【鶴崎工―明豊】9回表明豊1死二塁、若杉の左前適時打で二走管が生還=別大興産スタジアム

 第141回九州地区高校野球大会県予選最終日は1日、大分市の別大興産スタジアムであった。決勝は明豊が4―2で鶴崎工を下し、3季連続12回目の頂点に立った。

 優勝した明豊と準優勝の鶴崎工は、来春のセンバツ大会につながる九州地区大会(21日開幕・宮崎)に臨む。

 3位決定戦は文理大付が三重総合を9―0で下した。

 【評】終盤の勝負どころをものにした明豊が3季連続12回目の九州地区県予選覇者となった。

 明豊は同点で迎えた九回、1死二塁から若杉の左前適時打で勝ち越すと、続く浜田の二塁打と坂井の犠飛で追加点を挙げた。先発前田の尻上がりの好投も光った。

 鶴崎工は初回に幸先よく2点先制したが、その後は本塁が遠くエース北田を援護できなかった。

 最終盤に勝ち越した明豊が接戦を制し、県王者として九州地区大会に臨むことになった。川崎絢平監督は「苦しい試合だったからこそ今後の自信につながる」と勝利をかみしめた。

 中盤以降の膠着(こうちゃく)状態を動かしたのは足だった。2―2で迎えた九回、連打で無死一、二塁の好機を得た明豊だったが、若杉雅己(2年)の打席で二走がけん制死。嫌な流れになるかと思われたが、ここから一走管大和主将(2年)が足で仕掛けた。

 相手エースの癖を見抜き、3球目でこの試合3度目の二盗に成功。さらにフルカウントからの6球目、「三盗を視野に入れていた」と抜群のスタートを切ると、若杉の三遊間を抜ける安打で生還、勝ち越し点をもぎ取った。

 殊勲打の若杉は「とにかく芯に当てる一心だった」と喜び、管主将は「九州地区大会、甲子園につながる大きな勝利」と最高の笑顔を見せた。

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