〔熱中症〕9月25日から10月1日の7日間で236人搬送、前年同期に比べ大幅減

総務省消防庁は3日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
9月25日から10月1日の7日間における全国の救急搬送者数は236人で、前週(407人)に比べて171人減少し、前年同期(730人)と比べて494人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(0人)と同数でした。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は5人で、前週(9人)に比べて4人減少しました。
年齢別では、満18歳以上満65歳未満の成人が102人で、全体の43.2%を占めています。
発生場所別では、住居が53人と最も多く、全体の22.5%を占めています。
また、都道府県別では、沖縄県が23人と全国で最も多く、次いで愛知県が20人、大阪府が17人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2017/9/25~10/1・速報値)
・救急搬送者数:236人
※前週比171人減、前年同期比494人減

<日別>
・9/25(月):51人
・9/26(火):78人
・9/27(水):17人
・9/28(木):9人
・9/29(金):20人
・9/30(土):23人
・10/1(日):38人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :5人
・中等症:60人
・軽症 :171人
・その他:0人

<年齢別>
・18歳未満:45人
・18~65歳:102人
・65歳以上:89人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):53人
・工事現場や工場などの仕事場:38人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):9人
・教育機関:35人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):18人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):34人
・道路:32人
・その他:17人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・沖縄県:23人
・愛知県:20人
・大阪府:17人
・福島県:13人
・群馬県:12人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

熱中症による救急搬送者数の推移(週別)

© 株式会社レスキューナウ