震災行方不明者を海中捜索 家族が要望「手掛かり何か一つでも」

捜索を見詰める高松さん(右)ら

 宮城海上保安部は3日、女川町桐ケ崎漁港の近海で、東日本大震災の行方不明者を捜索した。12人が死亡・行方不明となった七十七銀行女川支店(女川町)の行員の家族から要請を受けて実施した。

 巡視船「くりこま」の潜水士5人が約1時間、深さ約15~20メートルの海中を目視で調べたが、手掛かりは見つからなかった。

 漁港の岸壁では風雨が吹き付ける中、行員だった長女絵美さん=当時(26)=の行方が分からない成田正明さん(61)、妻博美さん(57)らが見守った。

 支店で働いていた妻祐子さん=当時(47)=が行方不明になった高松康雄さん(60)は、潜水士の国家資格を持つ。1カ月に数回、仲間と共に女川の海に潜り、これまでに名前が記された手帳などを見つけている。「妻らの手掛かりを何か一つでも捜したい」と話した。

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