災害時、医療活動円滑に 「コーディネーター」研修会 熊本市

地域災害医療コーディネーターの研修会で、刻々と寄せられる救護要請や被災状況の情報を整理しながら支援体制を考える参加者ら=7日、熊本市

 大災害発生時に県内の医療救護活動を円滑に進めるため、被災地で指揮を取る現地対策本部を支援する「地域災害医療コーディネーター」の研修会が7日、熊本市東区の熊本赤十字病院であり、求められる医療支援の把握・整理や、効果的な医療チームの配置調整などを図上演習した。

 コーディネーターは県内28医療機関の医師(各1人)で構成。研修は、看護師や保健所職員らも対象に同病院と県が企画。36人が参加した。

 布田川・日奈久断層帯と人吉盆地南縁断層が連動してマグニチュード(M)7・8の地震が発生し、八代市と人吉市の2保健所に現地対策本部、県庁に県災害対策本部が設置されたと想定。参加者は「不正出血した妊婦を搬送したい」「県道が全面通行止め」など各地から寄せられる救護要請や被災状況を整理し、情報共有しながら医療チームの支援先などを判断していった。

 研修は2019年度までに県央、県北の災害想定でも実施。県医療政策課は「有事の際に地域と緊密に連携し、医療支援できる体制づくりを進める」としている。(松本敦)

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