認知症 家族や地域社会の理解を 医師ら講演

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 認知症患者が安心して暮らせる社会の在り方を考える講演会が7日、熊本市中央区の県民交流館パレアであり、益城病院(益城町)の犬飼邦明理事長(65)が「認知症の特性や症状について、家族や地域社会が理解を深めてほしい」と呼び掛けた。

 当事者らでつくる「認知症の人と家族の会」県支部と県、熊本市が主催する啓発キャンペーン。家族や学生ら約260人が聴いた。

 認知症患者の診療に20年以上携わる犬飼理事長は、進行段階によって異なる症状や、暴言、妄想などの行動・心理症状について解説。「患者の生活ペースを乱す干渉や、プライドを傷つけるような周囲の言動が暴言などの症状を引き起こす。自尊心を傷つけないよう穏やかな対応を」と述べた。

 介護中の母親が暴れたのを止めようとして、傷害致死容疑で逮捕された経験のある元大阪大助教、佐保輝之さん(57)、ひかるさん(54)夫婦の講演もあった。(清島理紗)

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