【速報】37歳ケイヒルが大活躍!オーストラリアが大陸間PO進出

10日、ワールドカップ・アジア予選の最後となるオーストラリア対シリアの2ndレグが行われた。

1stレグでは、やや微妙なPKの判定もあってシリアがドローに持ち込み、1-1という結果に。

オーストラリアはホームで勝利することでCONCACAFとの大陸間プレーオフに進出できる状況となっていた。

しかし、先制したのはアウェーのシリアであった。

中盤でボールを奪ってからの速攻で、ターミル・ハジ・ムハンマドのスルーパスに抜け出したオマル・アル・スーマーがシュート!

この予選最終盤に仲間の呼びかけに応えて代表に復帰してきたスーパーエースが、1stレグに続きゴールという形で貢献した。

だが、ホームで戦うオーストラリアも黙ってはいない。

怪我でブラッド・スミスを失うという不運はあったが、それを機にアーロン・ムーイを投入し、ロビー・クルーズとマシュー・レッキーの両ウイングバックという超攻撃的シフトに。

そして13分、レッキーからのクロスに合わせたのは…ここで先発起用された大ベテラン、ティム・ケイヒル!さすが千両役者という存在感を見せ、窮地のチームを救ってみせた。

試合はこのあと両チームがチャンスを生かせず、後半は膠着。延長戦へと持ち込まれることになった。

シリアは94分にMFマフムード・アル・マワスが退場してしまい、一人少ない状況に。

アドバンテージを得たオーストラリアは執拗に攻撃を続け、自体を打開したのは110分。

浮き球で裏に抜けたロビー・クルーズのクロスに合わせたのは、やはりティム・ケイヒルだった!高いヘディングでゴールに叩き込み、ワールドカップへの希望を繋ぎ止めることに成功した。

そして120分にはアル・スーマーの素晴らしいフリーキックがポストに弾かれ、試合はこのまま終了。オーストラリアがケイヒルの2得点で2-1と勝利を収め、11月6~14日に行われるCONCACAF4位との大陸間プレーオフに臨むことになった。

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