チーム大分、昨秋から大きく躍進 えひめ国体

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閉会式で整列する県選手団=愛媛県総合運動公園陸上競技場

 天皇杯(男女総合順位)で「20位台上位」を掲げ、愛媛国体に臨んだチーム大分は936・5点(参加点含む)を獲得し、天皇杯25位で全日程を終えた。目標達成とはならなかったが、昨秋の岩手国体(38位)から大きく順位アップを成し遂げ、さらに高みを目指せることを示した。

 今秋は36競技79種別(先行開催競技を含む)に総勢423人の選手団(本部役員含む)を派遣し、19競技65種目で入賞を決めた。

 優勝は7競技9種目と昨秋(3競技4種目)を大きく上回った。団体競技では先行開催の弓道成年男子が近的で、フェンシングでは成年男子がエペで、少年男子がフルーレでそれぞれ頂点に立った。

 個人競技では高校生が活躍し、ライフル射撃少年女子の三重野呉春(由布高)がビームライフル立射40発で、自転車少年男子の田仲駿太(翔青高)がケイリンで、陸上少年女子Aの児玉芽生(雄城台高)が100メートルで、同少年男子Aのベヌエル・モゲニ(東明高)が5000メートルで栄冠を手にした。成年勢も負けておらず、カヌー成年男子の森田考博(大正大)がカナディアンシングル200メートルで、重量挙げ成年男子の野中雅浩(法政大)が105キロ超級ジャークで日本一に輝いた。

 競技別では総合優勝は惜しくも逃したが、フェンシングが78点を獲得して稼ぎ頭となった。次いで弓道(45点)、自転車、軟式野球(以上40点)、水泳(39・5点)、陸上(39点)、重量挙げ(36点)だった。

 倍数競技別では高得点が期待できる8倍競技(8人以上)で軟式野球成年男子の県選抜が4位となり、40点(前回8点)を獲得した。5倍競技(5~7人)ではバレーボール少年女子の東九州龍谷高が準優勝して35点を挙げ、ハンドボール少年男子、空手道団体組手の5位タイ、ボート成年男子のかじ付きフォアの8位を合わせて65点(前回65点)となった。

 前回不振だった3倍競技(2~4人)は、弓道、フェンシング勢が上位入賞を決め、なぎなた少年女子の演技と試合のダブル入賞、テニス成年男子の6位など、計195点(前回102点)を獲得し、順位アップに大きく貢献した。

 1倍の個人競技(陸上と競泳のリレー、カヌーのペア種目を含む)は優勝した6人はもちろん、準優勝した6人とカヌーの2艇など、それぞれが一つでも上を目指し、236・5点(前回211点)を積み上げた。

 総得点が2大会ぶりに900点台となり、大分の競技力は依然、高い水準にあるということを確認できた。各競技団体の地道な努力の証しでもある。

 ただ8倍、5倍競技の強化や、得点が伸び悩んだ女子の得点力アップなど、課題がなくなったわけではない。来秋の福井国体、その後につなげるためにもさらなる努力が求められる。

一丸となって戦った

 広瀬勝貞知事の話 「チーム大分」の復活に向け、一丸となって戦ってくれた。監督、選手をはじめ関係者の皆さんの健闘をたたえ、県民の皆さまの温かい声援にお礼申し上げたい。

目標ほぼ達成できた

 井上倫明総監督(県教委体育保健課長)の話 目標達成がほぼできたのは、昨秋の悔しさを忘れず、各競技が強化に取り組んだ成果。強化策を改良して10位台奪還へのステップとしたい。

選手一人一人に感謝

 佐保宏二県体育協会事務局長の話 選手一人一人が力を発揮してくれた。感謝したい。先行開催競技が上位入賞し、勢いを付けてくれたことも良かった。さらなる競技力向上を目指したい。

特別な経験ができた

 陸上成年男子800メートル山本悠矢(大分大医学部4年)の話 初めての全国大会出場が愛媛国体だった。大歓声の中を走るのはすごく気持ちがいいし、特別な経験ができた。

もっと努力をしたい

 陸上少年女子B100メートル加藤汐織(雄城台高1年)の話 国体の予選、準決勝で自己ベストのタイムが出せてうれしかった。来年は少年女子Aになってレベルが上がる。努力したい。

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