軍艦島「地獄島ではない」 元島民ら反論

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 一般財団法人産業遺産国民会議(東京)は10日、韓国映画「軍艦島」などで誤ったイメージが世界に広められているとして、端島(軍艦島)の元島民が「軍艦島は地獄島ではない」と訴える日本語、韓国語、英語のメッセージ動画をウェブサイトで公開した。

 動画は「誰が世界に誤解を広めたのか」など3本で、いずれも3分50秒。同会議のウェブサイト「軍艦島の真実」で視聴できる。

 端島の炭鉱に戦時徴用された朝鮮半島出身の元徴用工の一部は、過酷な労働と不自由な生活を強いられた「地獄島」だったと主張している。動画では、戦時中の端島(軍艦島)を知る元島民たちが加藤康子内閣官房参与のインタビューに答え、「炭鉱では日本人と朝鮮半島出身者が同じように働いていた」「みんな仲良く暮らしていた」「虐待や差別はしていない」などと証言。韓国側が元徴用工の過酷な労働や虐待の証拠として使用している写真の一部は、実際は日本人労働者の写真であることも指摘している。

 「真実の歴史を追求する端島島民の会」の加地英夫会長(85)は「映画や出版物などで事実と違うイメージが世界に広がることを心配している。真実の端島の姿を知ってほしい」と話している。